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「かこって検索」を、パソコンでも ── 画面を指して、声で聞く

スマホなら、画面のものを丸で囲んでそのまま調べられます。パソコンには、その手が残されていません。Macで同じことをする方法と、声が使えるぶん一歩先まで行ける話。

Kai Brokering

著者

Kai Brokering

更新日

2026年7月29日

「かこって検索」を、パソコンでも ── 画面を指して、声で聞く

この記事のポイント

  • 「かこって検索」は、画面のものを丸で囲むと、そのアプリから出ないまま答えが出るスマホの機能です。
  • パソコンには来ませんでした。Mac版を探すと、Androidエミュレータを入れる方法が出てくるほどです。
  • VoiceOSなら同じ操作ができます。ControlとOptionを押しながら、気になるところをマウスでなぞるだけ。そこが質問の主役になります。
  • 違いは、声が使えること。検索結果が返ってくるのではなく、自分の言葉でそのまま質問できます。
  • どのアプリの上でも動きます。全画面表示でも、モニター2枚3枚にまたがっても大丈夫です。

「かこって検索」がやっていること

Androidのスマホを使っている人には、おなじみかもしれません。ホームボタンを長押しして、画面のものを丸で囲むと、それについての結果が出てきます。写真に写ったジャケット。読めない言語の単語。植物。誰かが履いていた靴。

評判がいい理由は、検索そのものではありません。いま見ているものから離れずに済むところです。文字を写す必要もなく、アプリを切り替える必要もなく、ジャケットの形を言葉で説明する必要もない。

この操作が解いたのは、ごく単純な問題でした。画面のどこを指しているのか、機械に伝えるのは難しい。どんなパソコンでも同じです。

その便利さは、パソコンに来なかった

Macで同じことをする方法を調べると、Androidエミュレータを入れましょうという案が出てきます。それくらい、ぽっかり空いています。

だからみんな、自分でしのいできました。スクショを撮る。切り取る。チャットアプリを開く。画像をドラッグする。最後に「これはこういう画面で…」と一文打つ。できます。ただ、指でひと囲みするより5手多い。

不思議なのは、本来こういうことはパソコンのほうが得意なはずだという点です。ポインタもキーボードもマイクも、最初からそこにあります。つなげる人がいなかっただけでした。

同じ操作を、Macで、声つきで

VoiceOSではこうなります。ControlとOptionを押したままにする。カーソルが十字に変わり、すぐ横に「指してVoiceOSに見せる」という小さな札が出ます。

あとは気になるところにマウスを動かすだけ。青い線が蛍光ペンのようについてきます。グラフをぐるっと囲む。文の下に線を引く。ボタンに点をひとつ置く。

そのあいだ、しゃべります。ここがスマホの操作にはない部分です。「これ何?」だけに縛られません。この値段は得なのか、このエラーは何なのか、この連絡にどう返すか、2つのうちどちらがいいか。何でも聞けます。

キーを離すと、あなたの印がついた画面と一緒に質問が届きます。だから「これ」がちゃんと通じるようになります。

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スマホと同じ操作を、Macで。カーソルで対象をなぞって、知りたいことをそのまま言うだけ。

やり方は、これだけ

最初に一度だけ、設定でオンにします。VoiceOSの設定の「画面について聞く」をオンにすると、Macが画面収録の許可を尋ねてきます。準備はこれで終わりです。

あとは使いたいときに、ControlとOptionを押したままにして、カーソルが十字になったら、聞きたいところにマウスを動かしながら声に出して質問します。

話し終わったらキーを離す。クリックもドラッグもしません。マウスを動かすこと、それがこの操作の全部です。

そのまま言ってみるといい言葉

どれも、しゃべりながら対象をなぞっている前提です。

こう言う

これ何? この値段って安い?

通販サイトの商品をぐるっと囲むだけ。

こう言う

これ訳して。

メニュー、申込書、送られてきたスクショにも。

こう言う

この2つ、どっちが得?

両方まとめて、さっとなぞる。

こう言う

このグラフ、はじめて見る人に説明するみたいに教えて。

ページ全体ではなく、分からない軸だけを指す。

スマホにはできない、パソコン版の3つの強み

スマホにないアプリまで届きます。表計算、デザインツール、コードエディタ、PDF、ビデオ会議、全画面の動画。開いているものの上にかぶせて使うので、対応アプリ一覧を確かめる必要がありません。

画面をまたげます。モニターが2枚あるなら、片方のグラフともう片方の表を同じ質問の中で指して、まとめて聞けます。

答えるだけでなく、動けます。相手は検索窓ではなくアシスタントなので、次のひと言を「これに返信の下書きを書いて」にできます。

やっていないこと

画面を見張ってはいません。画面を受け取るのは、キーを押して質問しているあいだだけ。裏で録り続けることはなく、一日の記録が積み上がることもありません。

しかも最初はオフで届きます。自分で「画面について聞く」をオンにして許可を通すまで、この機能は何もしません。

青い線は、あなたにだけ見えています。画面収録にも画面共有にも写らないので、会議の途中で使っても気づかれません。

よくある質問

Mac版の「かこって検索」はある?

AppleやGoogleがMacの標準機能として出しているものはありません。VoiceOSが同じ発想をmacOSに持ち込んでいます。ControlとOptionを押しながら画面のものをカーソルでなぞって、声で聞くだけ。ブラウザの中だけでなく、どのアプリの上でも使えます。

パソコンで使うにはAndroidエミュレータが必要?

いりません。あの方法が出てくるのは、長いあいだデスクトップ版がなかったからです。そもそもエミュレータの中のアプリからは、あなたのMacのアプリは見えません。それでは意味がないので、実際の画面を読めるツールのほうが向いています。

スマホの「かこって検索」とどう違う?

スマホ版は検索結果を返します。こちらは自分の言葉で質問して、自分の状況に合った答えが返ってきます。そのまま続けて聞けますし、囲んだものをもとに返信を書いてもらうこともできます。

きれいな丸を描かないとだめ?

いいえ。上を通ればそれで伝わります。ぐるっと囲む、文の下に線を引く、ボタンに点をひとつ置く。どれでも同じように働きます。絵のうまさは関係ありません。

どのアプリでも使える?

はい。ひとつのアプリの中の機能ではなく、画面の上に重ねて使います。ブラウザ、メール、PDF、表計算、チャットアプリ、全画面表示のアプリでも同じです。アプリごとの設定もいりません。

Windowsでも使える?

VoiceOSはMacとWindowsの両方で動きます。この「指して聞く」操作は、いまのところMacで作り込んでテストしている段階です。Windowsでは、まず音声入力とエージェント機能から試してみてください。

料金はどれくらい?

無料で始められるプランがあり、Proは年払いで月額11.99ドルからです。画面を指して聞く機能はエージェントモードの一部で、支払う前に試せます。

画面のものをぐるっと囲んで、そのまま聞いてみる

VoiceOSはMacとWindowsで使えます。無料で始められて、どのアプリでも動きます。

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